春の射水市へようこそ!心ときめく絶景と出会う旅 | 富山

春の息吹を感じ始める頃、富山県射水市は、訪れる人々の心をときめかせるような魅力的な表情を見せ始めます。日本海に面し、立山連峰を背景に抱くこの地は、冬の静けさから一転、生命力溢れる色彩と活気に満ち溢れます。本稿では、そんな射水市の春の旅を心ゆくまで堪能するための見どころ、文化体験、そして旬の味覚をご紹介いたします。
射水市は、富山県の沿岸部に位置し、豊かな自然と歴史、そして独自の文化が息づく街です。春になると、雪解け水が山々を潤し、里には鮮やかな花々が咲き誇ります。海岸線からは、きらめく日本海と雄大な立山連峰のコントラストが望め、まさに息をのむ絶景が広がります。この時期ならではの、心躍るような風景との出会いが、射水市の旅の大きな魅力となるでしょう。
心奪われる春の絶景:必見の観光スポット
海王丸パーク:海と空と白帆のシンフォニー
射水市のシンボルとも言える海王丸パークは、春の陽光を浴びて一層輝きを増す、まさに海の宝石です。かつて商船学校の練習船として活躍した純白の帆船・海王丸が、現役当時の美しい姿のまま公開されています。その優雅な姿から「海の貴婦人」とも呼ばれ、訪れる人々を魅了し続けています。
春にこのパークを訪れるなら、ぜひとも目に焼き付けていただきたいのが、年に数回行われる「総帆展帆(そうはんてんぱん)」です。これは、海王丸が持つ29枚すべての帆を広げる壮大なイベントで、その姿はまさに圧巻の一言。2025年の春には、4月27日、5月5日(こどもの日)、そして5月25日に実施が予定されています。帆を広げる作業は午前10時頃から始まり、午前11時半頃にはすべての帆が美しく広げられます。その後、午後2時までその雄姿を見ることができ、午後2時からは帆を畳む作業が行われます。この日は、小学生以下の乗船見学が無料となるのも嬉しいポイントです。ただし、天候によっては中止や変更となる場合があるため、当日の午前8時までに海王丸パークのホームページなどで確認することをおすすめします。
パーク内には、海王丸の他にも、新湊大橋を望むことができる展望広場や、海をテーマにしたカフェなどがあり、ゆったりと過ごすことができます。特に、夕暮れ時には、ライトアップされた新湊大橋と海王丸が織りなすロマンチックな光景は、訪れたカップルにとって忘れられない思い出となるでしょう。海王丸パークは「恋人の聖地」としても認定されており、春のデートスポットとしても最適です。
内川:日本のベニスで感じる水都の情緒
射水市内を流れる内川は、その風情ある景観から「日本のベニス」とも称される、春の散策にぴったりのスポットです。川の両岸には、昔ながらの家々や漁船が係留されており、どこか懐かしい雰囲気が漂います。かつて北前船の寄港地として栄えたこの地は、今もなお、人々の生活と深く結びついた水路として利用されています。
内川には、それぞれ個性的なデザインを持つ10以上の橋が架かっており、橋巡りもこのエリアの楽しみの一つです。スペインの建築家によってデザインされた東橋(あずまばし)は、日本でも珍しい屋根付きの橋で、異国情緒を感じさせます。また、鮮やかなステンドグラスが美しい神楽橋(かぐらばし)や、大理石の彫刻が印象的な山王橋(さんのうばし)、城を模した二の丸橋(にのまるばし)など、一つ一つの橋に物語があります。
内川をより深く楽しむなら、新湊観光船の遊覧がおすすめです。海王丸パークを出発し、富山新港を巡るコースや、内川をゆっくりと進むコースなど、様々な海上プランが用意されています。特に、内川遊覧と12の橋巡りコース(約50分)は、川面から眺める景色が格別で、春の心地よい風を感じながら、水都の魅力を満喫できます。また、夕暮れ時には、夜景クルーズも運航され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。内川沿いには、古い建物をリノベーションしたおしゃれなカフェやバーなども点在しており、散策の合間に立ち寄って、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
新湊漁港:活気あふれる昼セリと春の味覚
新鮮な海の幸を求めるなら、新湊漁港は外せないスポットです。この漁港では、通常の早朝セリに加え、全国的にも珍しい昼セリが行われており、観光客でもその活気を間近で見学することができます。昼セリは、9月から5月にかけての期間、午後12時30分から行われ、予約をすれば見学専用の通路から、セリの様子を眺めることができます。特に、紅ズワイガニが並ぶ光景は圧巻で、まるで赤い絨毯が敷かれたようです。
春の新湊漁港では、富山湾の宝石とも呼ばれる白エビや、神秘的な光を放つホタルイカが旬を迎えます。白エビの漁期は4月から11月で、ホタルイカは3月から5月にかけて水揚げされます。これらの新鮮な魚介類は、刺身や天ぷらなど、様々な料理で味わうことができます。また、新湊漁港のすぐそばにある新湊きっときと市場では、これらの新鮮な魚介類を購入できるだけでなく、市場内のレストランで味わうこともできます。特に、白エビと紅ズワイガニを使った紅白丼は絶品です。また、4月26日からは、白エビ漁を見学できる観光船も運航される予定です。
その他の春の絶景スポット
射水市には、他にも春の美しい景色を楽しめるスポットがあります。日本海側最大の斜張橋である新湊大橋は、その雄大な姿はもちろんのこと、橋の上からは日本海や立山連峰、能登半島を一望できる絶景ポイントです。夜にはライトアップもされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。また、広大な敷地を持つ県民公園太閤山ランドは、春には様々な花が咲き誇り、ピクニックや散策を楽しむのに最適な場所です。特に6月には、約2万株のアジサイが咲き誇る「太閤山ランドあじさい祭り」が開催されます.
春の彩り豊かな祭りとイベント
射水市では、春の訪れを祝う様々な祭りが開催され、地域の文化に触れる良い機会となります。
鏝絵と下条川千本桜まつり
2025年4月5日と6日には、鏝絵(こてえ)と下条川の桜並木が美しい「鏝絵と下条川千本桜まつり」が開催されます。鏝絵とは、漆喰を使って作られた装飾で、精巧な技術と豊かな表現力が魅力です。この祭りでは、美しい桜並木とともに、地域の伝統的な鏝絵を鑑賞することができます。春の自然と芸術が融合した、心安らぐひとときを過ごせるでしょう。
越中だいもん凧まつり
令和7年(2025年)5月18日には、「越中だいもん凧まつり」が開催されます。この祭りには、全国から凧愛好家が集まり、様々な形や色をした巨大な凧が空高く舞い上がります。地元の町内会などが競い合う大凧合戦は迫力満点で、春の青空を彩る壮観な眺めは、訪れる人々を魅了します。
加茂神社 春の大祭「やんさんま」
毎年5月上旬には、加茂神社で春の大祭「やんさんま」が執り行われます。この祭りの見どころは、疾走する馬上から的に向かって矢を放つ勇壮な神事「流鏑馬(やぶさめ)」です。地元では「やんさんま祭り」として親しまれており、その迫力と伝統美に多くの人が魅了されます。また、この祭りでは、日本でも珍しい「牛乗式」も行われます。2024年は5月4日に開催されました。
その他の春のイベント
射水市では、他にも春に様々なイベントが開催されます。例えば、赤井地区の神楽岡神社春祭りでは、「赤井の親子獅子舞」が奉納されます。親獅子から子獅子が生まれるという珍しい場面が組み込まれたこの獅子舞は、安産や子孫繁栄を願う人々の想いが込められた貴重な民俗芸能です。2024年は4月6日に上演されました。また、音楽好きにはたまらない「IMIZU MIUSIC FESTIVAL ONEFES」も開催されます。2024年は5月3日と4日に24組のアーティストが出演し、野外ロックフェスティバルとして賑わいました。近隣の高岡市では、5月1日に高岡御車山祭も開催され、射水市を訪れる観光客にとっても足を運びやすいお祭りです。
春の味覚を堪能する食の旅
春の射水市は、目を楽しませるだけでなく、舌をも喜ばせる美食の宝庫です。
富山湾の春の宝石:ホタルイカ
春の富山湾を代表する味覚といえば、何と言ってもホタルイカです。3月から5月にかけてが漁期で、その小さな体から放たれる青白い光は幻想的で、「富山湾の神秘」とも称されます。新鮮なホタルイカは、刺身でコリコリとした食感を味わうのはもちろん、醤油漬けや酢味噌和え、天ぷらなど、様々な調理法で楽しむことができます。特に、地元で「竜宮そうめん」と呼ばれるホタルイカの脚の刺身は、繊細な味わいが人気です。気象条件が良ければ、産卵を終えたホタルイカが海岸に打ち上げられる「ホタルイカの身投げ」という珍しい現象を見ることもできるかもしれません。滑川漁港では、ホタルイカ漁を観光船から見学できるツアーも開催されています.
富山湾の宝石:白エビ
ホタルイカと並んで春の富山湾を彩るのが、白エビです。その透明感のある淡いピンク色の姿から「富山湾の宝石」と呼ばれ、上品な甘みが特徴です。世界的に見ても富山湾でしかまとまって水揚げされない希少なエビで、漁期は4月から11月です。白エビは、天ぷらや唐揚げ、かき揚げなどで香ばしさを楽しむのはもちろん、刺身や寿司でそのとろけるような甘さを堪能するのもおすすめです。新湊漁港からは、実際に漁船に乗って白エビ漁を見学できるツアーも4月から運航されます。新湊きっときと市場では、新鮮な白エビを使った丼や料理を味わうことができます。
その他の春の味覚
春の射水市では、ホタルイカや白エビの他にも、真鯛、サヨリ、黒鯛、イワシ、岩牡蠣など、様々な新鮮な魚介類が水揚げされます。また、春から夏にかけては、フクラギ(イナダ・ハマチの若魚)も美味しくなります。これらの旬の魚介類は、地元の寿司店や割烹料理店などで、新鮮な状態で味わうことができます。
射水市へのアクセスと市内観光
射水市へのアクセス
東京から射水市方面へ向かうには、新幹線や高速バスなどの手段があります。北陸新幹線を利用する場合は、東京駅から新高岡駅まで約2時間半から3時間で到着します。高速バスを利用する場合は、東京(新宿や八重洲)から高岡駅まで約7時間から8時間で到着する便があります。自家用車の場合は、関越自動車道や上信越自動車道、北陸自動車道などを経由して、小杉ICで降り、新湊方面へ約15分です。飛行機を利用する場合は、富山空港まで行き、そこから鉄道やバスで射水市へ向かうことになります。
交通手段 | 所要時間 | 主な経由駅・IC等 | 備考 |
新幹線 | 約2.5~3時間 | 新高岡駅 | |
高速バス | 約7~8時間 | 高岡駅 | 夜行便あり |
車 | – | 小杉IC | |
飛行機+鉄道等 | 約3時間~ | 富山空港 |
市内観光
射水市内の観光には、万葉線(路面電車)が便利です。高岡駅から越ノ潟までを結んでおり、海王丸パークや内川周辺など、主要な観光スポットへのアクセスに利用できます。また、射水市コミュニティバスも市内を運行しており、より広範囲の移動に役立ちます。湾岸エリアを中心に観光するなら、電動三輪バギーやレンタサイクルを利用するのもおすすめです。
宿泊
射水市内には、ホテルや旅館などの宿泊施設があります。また、近隣の高岡市にも多くの宿泊施設があり、そちらも選択肢に入れると良いでしょう。道の駅カモンパーク新湊では、2025年11月を目処に大規模なリニューアルが行われ、宿泊施設も併設される予定です。
心ときめく春の思い出を射水市で
春の射水市は、息をのむような美しい景色、活気あふれる祭りやイベント、そして旬の味覚と、旅の思い出を彩る魅力に満ち溢れています。海王丸パークの壮大な帆船、日本のベニスと称される内川の穏やかな風景、そして新湊漁港の活気。どれもが訪れる人々の心を捉え、忘れられない春の記憶を刻んでくれるでしょう。ぜひ、この春は射水市を訪れ、心ときめく絶景との出会いを体験してください。